My dream time.#10
6月のある日
梅雨でジメジメしている教室の中で心の中の悲鳴が聞こえた――――
「期末試験1週間前だ部活は禁止になるからな」
担任が朝のHRで知らせる。
教室は悲鳴や絶叫で一杯になった。
昼休み、野球部のいつものメンバーが屋上に集まっていた。
しかしこの3人には和気あいあいとした和やかな雰囲気しかない
「なあそろそろレギュラーの発表の時期だな」
田口がしみじみと語る。
「その前に期末試験でしょ!」
雛の表情は明らかに皮肉っていた。
「類は勉強しているところをみた時あるから大丈夫そうだけど、田口君はどうなの?」
少し強い口調で心配をしているというよりは皮肉一杯という感じで言った。
「何とかなるんじゃん…。中学では平均点以上だったし」
田口は自信に満ちあふれた表情で言った。
「類はどう?」
柵に寄り掛かりながら手前に体重を掛け顔は左に向け、奥の類を除き混む。
「んーあんまり自信ないけどそこまで悪いとは思わないよ…」
苦笑いをしながら答えた。
中学3年のとある中間試験後の授業中の類の机の上
類は友達とテストを見せあっている。
本田類----3-B--21番
国語86
数学43
日本史53
世界史49
英語38
国語はクラスで1,2位を争う成績を過去には修めていたが野球部に力を入れていて高校ではろくに勉強をしないで授業中は寝ている。
現在の昼休みに戻る
「雛はどうなの?」
類は思い付いたように聞き返す。
「私は、赤点は取らないわよ」
サラリと素っ気ない態度で返された。
「赤点を取った者は試合に出れん!何てベタな漫画みたいな設定はこの物語にないだろう」
ポジティブな考えである田口らしい発言であった。
「私は夏休みにサッカー留学するから今回の試験は、重要よ」
雛は夏休み中に試験的にアメリカの大学にサッカー留学をしようという訳だ。
アメリカは野球の国というイメージがあるがMLSというプロのリーグがありL.A.ギャラクシーというチームは有名なペッカムを獲得している。
ここ数年でサッカーW杯の優勝候補にも名を連ねる。
雛は、高校生にしてCFでなでしこジャパンのA代表候補である。
雛は小学生の時に強豪与野少年サッカー団でプレイをしていた。
「雛の実力なら受かると思うよ」
類は善意に満ちている顔をしていた。
「うん!絶対に合格してみせるんだから!類もレギュラーを取りなさいよ!」
緑色にサラリとした長い髪を揺らしてひらりと舞うように回転をした。
※緑色の白色がベースのセーラ服の制服。
リボンやネクタイは女子が赤色である。
「よし!絶対にレギュラーになってやる。」
類も気合いを入れ直した。
「あのー〜俺は…」
田口が忘れられて空しい表情をしていた。
1週間と少し
「よ〜し試験を返すぞ〜〜」
各教室で一斉に試験を返却された。
田口は
(何じゃこりゃ…全部赤点以下だぜ…高校を舐めてたな…)
国語35
数学19
英語12
日本史33
世界史28
「ちなみに赤点の教科があるものは後で前に呼び親と面談の日を決める、そこいらにある漫画じゃないんだから部活の公式戦に出れなくなる訳じゃあないから安心しろ」
先生は憎しみ半分、可愛さ半分で発言をした。
田口の教室の休み時間
「そーう、赤点とっちゃったんだって…あんた中学の時から数えて何回目ぇ〜…」
田口の机にパンチラをしながら座る女子がいた。
ショートヘアに眼鏡をかけていて極々普通の平均的な女子だ。
性格はお姉系。
結構、可愛く野球部の第3のマネージャー。
「なんだよ、クイーンか」
田口は彼女とは中学校の時からの知り合いで半分恋人みたいなものであった。
家も同じ方向にある。
「この淫行少女が…今日はくまさん、ピンクか高橋美穂のをみても嬉しくないな」
小さく笑い気味に目を背けて言った。
田口は彼女のパンツは見慣れている様子だ。
「そのフルネーム!私をコケにしてるな!」
田口の首に後ろから彼女のヘッドロッグが入った。
「いでで…ギブギブ………さすが元プロレス部…」
田口は意識が遠のく中でもからかうのはやめなかった。
「あ〜ああいつらまたやってるよ」
「止めるの怖え〜よ」
「こないだ俺が止めたら殺されたぞ」
「失神寸前で止めるし良いんじゃない?」
他のクラスメイトも傍迷惑の様子である。
こうなったら見て見ぬ振りをされる事が普通となっていた。
放課後
「よーーーし、集合」
荻監督が号令をかけ集合させる。
みなは作業を中断して駆け寄って来る。
「今日は期末も終わり部活が再開されたという事で抜き打ちの紅白戦だ!ハンディとして1年にはOBの梶原が入ってもらう。」
皆が驚き目線を一斉に送る。
梶原といえば、ここのOBで関東大学野球の三冠王でプロ野球2年目の阪神タイタンズの主砲である。
今日は偶然にも来校していた。
「おいおい…マジかよ…梶原さんを抑えるのかよ…陳さんでも難しいだろ」
皆、敵味方関係なくヒソヒソ話で会話をし始める。
「先生!俺が先発をやります」
類が挙手をしながらアピールをした。
灼熱の炎がみえる。
「類…よし、試しに2イニング投げてみろ!」
うしろからもやもやがみえる貫禄たっぷりのサングラスをかけて髭面の監督である。
「もう一つハンデとして類が3年の先発だ。この試合は、レギュラーにも関係あるからそのつもりで戦え」
荻監督がそう言い残すと各自、ウォームアップについた。
「江古田さんキャッチボール頼みます」
「解ったリードは俺の命令に任せろ、サインに頷いてもたまに首を降ったりしろよ」
「解りました、ある程度江古田さんに任せます」
類は、皮肉たっぷりに返した。
「ある程度……か…」
江古田は笑いながらキャッチボールを開始した。
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6月のある日
梅雨でジメジメしている教室の中で心の中の悲鳴が聞こえた――――
「期末試験1週間前だ部活は禁止になるからな」
担任が朝のHRで知らせる。
教室は悲鳴や絶叫で一杯になった。
昼休み、野球部のいつものメンバーが屋上に集まっていた。
しかしこの3人には和気あいあいとした和やかな雰囲気しかない
「なあそろそろレギュラーの発表の時期だな」
田口がしみじみと語る。
「その前に期末試験でしょ!」
雛の表情は明らかに皮肉っていた。
「類は勉強しているところをみた時あるから大丈夫そうだけど、田口君はどうなの?」
少し強い口調で心配をしているというよりは皮肉一杯という感じで言った。
「何とかなるんじゃん…。中学では平均点以上だったし」
田口は自信に満ちあふれた表情で言った。
「類はどう?」
柵に寄り掛かりながら手前に体重を掛け顔は左に向け、奥の類を除き混む。
「んーあんまり自信ないけどそこまで悪いとは思わないよ…」
苦笑いをしながら答えた。
中学3年のとある中間試験後の授業中の類の机の上
類は友達とテストを見せあっている。
本田類----3-B--21番
国語86
数学43
日本史53
世界史49
英語38
国語はクラスで1,2位を争う成績を過去には修めていたが野球部に力を入れていて高校ではろくに勉強をしないで授業中は寝ている。
現在の昼休みに戻る
「雛はどうなの?」
類は思い付いたように聞き返す。
「私は、赤点は取らないわよ」
サラリと素っ気ない態度で返された。
「赤点を取った者は試合に出れん!何てベタな漫画みたいな設定はこの物語にないだろう」
ポジティブな考えである田口らしい発言であった。
「私は夏休みにサッカー留学するから今回の試験は、重要よ」
雛は夏休み中に試験的にアメリカの大学にサッカー留学をしようという訳だ。
アメリカは野球の国というイメージがあるがMLSというプロのリーグがありL.A.ギャラクシーというチームは有名なペッカムを獲得している。
ここ数年でサッカーW杯の優勝候補にも名を連ねる。
雛は、高校生にしてCFでなでしこジャパンのA代表候補である。
雛は小学生の時に強豪与野少年サッカー団でプレイをしていた。
「雛の実力なら受かると思うよ」
類は善意に満ちている顔をしていた。
「うん!絶対に合格してみせるんだから!類もレギュラーを取りなさいよ!」
緑色にサラリとした長い髪を揺らしてひらりと舞うように回転をした。
※緑色の白色がベースのセーラ服の制服。
リボンやネクタイは女子が赤色である。
「よし!絶対にレギュラーになってやる。」
類も気合いを入れ直した。
「あのー〜俺は…」
田口が忘れられて空しい表情をしていた。
1週間と少し
「よ〜し試験を返すぞ〜〜」
各教室で一斉に試験を返却された。
田口は
(何じゃこりゃ…全部赤点以下だぜ…高校を舐めてたな…)
国語35
数学19
英語12
日本史33
世界史28
「ちなみに赤点の教科があるものは後で前に呼び親と面談の日を決める、そこいらにある漫画じゃないんだから部活の公式戦に出れなくなる訳じゃあないから安心しろ」
先生は憎しみ半分、可愛さ半分で発言をした。
田口の教室の休み時間
「そーう、赤点とっちゃったんだって…あんた中学の時から数えて何回目ぇ〜…」
田口の机にパンチラをしながら座る女子がいた。
ショートヘアに眼鏡をかけていて極々普通の平均的な女子だ。
性格はお姉系。
結構、可愛く野球部の第3のマネージャー。
「なんだよ、クイーンか」
田口は彼女とは中学校の時からの知り合いで半分恋人みたいなものであった。
家も同じ方向にある。
「この淫行少女が…今日はくまさん、ピンクか高橋美穂のをみても嬉しくないな」
小さく笑い気味に目を背けて言った。
田口は彼女のパンツは見慣れている様子だ。
「そのフルネーム!私をコケにしてるな!」
田口の首に後ろから彼女のヘッドロッグが入った。
「いでで…ギブギブ………さすが元プロレス部…」
田口は意識が遠のく中でもからかうのはやめなかった。
「あ〜ああいつらまたやってるよ」
「止めるの怖え〜よ」
「こないだ俺が止めたら殺されたぞ」
「失神寸前で止めるし良いんじゃない?」
他のクラスメイトも傍迷惑の様子である。
こうなったら見て見ぬ振りをされる事が普通となっていた。
放課後
「よーーーし、集合」
荻監督が号令をかけ集合させる。
みなは作業を中断して駆け寄って来る。
「今日は期末も終わり部活が再開されたという事で抜き打ちの紅白戦だ!ハンディとして1年にはOBの梶原が入ってもらう。」
皆が驚き目線を一斉に送る。
梶原といえば、ここのOBで関東大学野球の三冠王でプロ野球2年目の阪神タイタンズの主砲である。
今日は偶然にも来校していた。
「おいおい…マジかよ…梶原さんを抑えるのかよ…陳さんでも難しいだろ」
皆、敵味方関係なくヒソヒソ話で会話をし始める。
「先生!俺が先発をやります」
類が挙手をしながらアピールをした。
灼熱の炎がみえる。
「類…よし、試しに2イニング投げてみろ!」
うしろからもやもやがみえる貫禄たっぷりのサングラスをかけて髭面の監督である。
「もう一つハンデとして類が3年の先発だ。この試合は、レギュラーにも関係あるからそのつもりで戦え」
荻監督がそう言い残すと各自、ウォームアップについた。
「江古田さんキャッチボール頼みます」
「解ったリードは俺の命令に任せろ、サインに頷いてもたまに首を降ったりしろよ」
「解りました、ある程度江古田さんに任せます」
類は、皮肉たっぷりに返した。
「ある程度……か…」
江古田は笑いながらキャッチボールを開始した。
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