My dream time.#9
鋭く高速に落ちる球を思わずバットが空を切る。
ブゥーン
パシィ
ミットにリズムよく収まる球。
フォークにしては早すぎる!!
ロドニーは、目を疑った。
「※スプリット・フィンガー・ファストボールか!!」
※スプリット・フィンガー・ファストボールフォークボールと同じ握りだが縫い目を浅く握るために高速でフォークに近い軌道で落ちる球である。
ロドニーはその場で肩を落しベンチへと戻る。
日本のファンは、知っていた。
メジャーでも投げれる投手はごくわずかに限られているこの球種である。
ドームは、沸きに沸いた。
「監督!!」
いきなり、大声で叫ぶ類!!
野球では弱気な類が珍しく野球でつよきになる。
「監督!俺はピッチャー失格人間で高校ではだまっていましたが!やはり俺はあの小高い土の上で目立ちたいです!!」
雛と田口は、黙り込んでしまった。
「お前っ!投手だったの」
田口が驚いてひっくり返りテーブルに勢いよく当たった。
弱気の類を作ったきっかけになった
できごと
それは忘れもしないあの日――――
ドシィン
「かー良い球投げるねー類は」
周りから注目を集めているのは小学生5年時の本田類。
県内一、強い春日部リトルでエース争いをしていた。
部員は1,2,3軍を合わせて130名在籍
リトルリーグでは大規模な野球団であり
類とエース争いをしていた、小学6年の女の子エース佐田村遥菜がその事件の張本人となった。
パチィン
「おー!遥菜ちゃんも良い球投げるなー本塁打と互角だな」
類は自分の名前をひっくり返せば、ホームラン――――
すなわち漢字にすると本塁打という事から本塁打か英語に訳した、キングとも呼ばれていた。
彼女が頭角を前までは類が4番エースを張って来たので類にもかなりの意地がある。
「ちっ!誰がエースを渡すかよ…」
類はそう思いながら練習を続けるがレギュラーを決める紅白戦で、恐ろしい出来ごとが起こる。
例え、記憶をなくしていても反射的に体が忘れはしないだろう。
部屋に戻る
部屋には今までなかった異様な熱気に包まれる。
「待て…今は決断出来ない…お前は野手としてウチに入部をして来たしお前は記憶を失ってしまっている、大体何の球種やどれくらい投げれるかも解らない…高校野球を舐めるな!シニアレベルとは違うぞ!」
荻監督は小声で声を噛み殺しながら表情は、怒っているようにも見えた。
この試合でロドニーは3打数0安打1三振に終わり巨人は横浜に4-2で敗戦を喫し痛い首位転落となり阪神タイタンスとゲーム差なしの3位に転落して首位は名古屋シャチホコズが浮上した。
「さっきはすまなかったな…」
荻監督が玄関で類に頭を下げる。
「いや…俺の甘い考えでした。俺こそすいません」
類はとりあえず無理矢理半分、笑う。
「しかしお前の過去に何かあったのかも知れないな…」
荻監督も気になる表情で呟いた。
「そのうち…たぶん…いや……絶対に甲子園に行ったら思い出しますよ」
類は何気なく発言した一言であったが荻監督は甲子園に行ったらの言葉に心を動かされた。
その後は帰りの挨拶を済ませ、田口と別れた後しばらく雛と二人きりの時間になる。
道には街灯が沢山、連なる。
新しい電気に消えそうな電気、そして虫が集中している電気――――
後ろの暗闇が二人を明るい未来へと押してくれる感じがした。
「類、私は左だからじゃあね」
雛は自転車に制服のスカートをヒラリとさせてうまい具合に跨がる。
「おう、変な事言ってごめんな」
類は後ろ向きになり雛とは、反対方向を向き再び帰路についた。
(類ならピッチャーやれそうな肩なんだけどね…)
雛は、自転車を漕ぎながらそう思いを胸に秘めた。
高校生初の夏の大会に向けて類に大きな変化が訪れようとしていた。
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鋭く高速に落ちる球を思わずバットが空を切る。
ブゥーン
パシィ
ミットにリズムよく収まる球。
フォークにしては早すぎる!!
ロドニーは、目を疑った。
「※スプリット・フィンガー・ファストボールか!!」
※スプリット・フィンガー・ファストボールフォークボールと同じ握りだが縫い目を浅く握るために高速でフォークに近い軌道で落ちる球である。
ロドニーはその場で肩を落しベンチへと戻る。
日本のファンは、知っていた。
メジャーでも投げれる投手はごくわずかに限られているこの球種である。
ドームは、沸きに沸いた。
「監督!!」
いきなり、大声で叫ぶ類!!
野球では弱気な類が珍しく野球でつよきになる。
「監督!俺はピッチャー失格人間で高校ではだまっていましたが!やはり俺はあの小高い土の上で目立ちたいです!!」
雛と田口は、黙り込んでしまった。
「お前っ!投手だったの」
田口が驚いてひっくり返りテーブルに勢いよく当たった。
弱気の類を作ったきっかけになった
できごと
それは忘れもしないあの日――――
ドシィン
「かー良い球投げるねー類は」
周りから注目を集めているのは小学生5年時の本田類。
県内一、強い春日部リトルでエース争いをしていた。
部員は1,2,3軍を合わせて130名在籍
リトルリーグでは大規模な野球団であり
類とエース争いをしていた、小学6年の女の子エース佐田村遥菜がその事件の張本人となった。
パチィン
「おー!遥菜ちゃんも良い球投げるなー本塁打と互角だな」
類は自分の名前をひっくり返せば、ホームラン――――
すなわち漢字にすると本塁打という事から本塁打か英語に訳した、キングとも呼ばれていた。
彼女が頭角を前までは類が4番エースを張って来たので類にもかなりの意地がある。
「ちっ!誰がエースを渡すかよ…」
類はそう思いながら練習を続けるがレギュラーを決める紅白戦で、恐ろしい出来ごとが起こる。
例え、記憶をなくしていても反射的に体が忘れはしないだろう。
部屋に戻る
部屋には今までなかった異様な熱気に包まれる。
「待て…今は決断出来ない…お前は野手としてウチに入部をして来たしお前は記憶を失ってしまっている、大体何の球種やどれくらい投げれるかも解らない…高校野球を舐めるな!シニアレベルとは違うぞ!」
荻監督は小声で声を噛み殺しながら表情は、怒っているようにも見えた。
この試合でロドニーは3打数0安打1三振に終わり巨人は横浜に4-2で敗戦を喫し痛い首位転落となり阪神タイタンスとゲーム差なしの3位に転落して首位は名古屋シャチホコズが浮上した。
「さっきはすまなかったな…」
荻監督が玄関で類に頭を下げる。
「いや…俺の甘い考えでした。俺こそすいません」
類はとりあえず無理矢理半分、笑う。
「しかしお前の過去に何かあったのかも知れないな…」
荻監督も気になる表情で呟いた。
「そのうち…たぶん…いや……絶対に甲子園に行ったら思い出しますよ」
類は何気なく発言した一言であったが荻監督は甲子園に行ったらの言葉に心を動かされた。
その後は帰りの挨拶を済ませ、田口と別れた後しばらく雛と二人きりの時間になる。
道には街灯が沢山、連なる。
新しい電気に消えそうな電気、そして虫が集中している電気――――
後ろの暗闇が二人を明るい未来へと押してくれる感じがした。
「類、私は左だからじゃあね」
雛は自転車に制服のスカートをヒラリとさせてうまい具合に跨がる。
「おう、変な事言ってごめんな」
類は後ろ向きになり雛とは、反対方向を向き再び帰路についた。
(類ならピッチャーやれそうな肩なんだけどね…)
雛は、自転車を漕ぎながらそう思いを胸に秘めた。
高校生初の夏の大会に向けて類に大きな変化が訪れようとしていた。
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