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週間犬鷲マニアへようこそ!!
・楽しく雑談をしていきましょう!!
・暁の部屋もよろしく。
・反対意見の方も遠慮なくお越し下さい。(態度も良くきちんと自分の意見がある方)
・マイライフ日記がたまにあります。
・サイトとブログの相互リンク大歓迎です!!
・アダルトサイトへの勧誘はお断りです。
小説目次
「とりあえず、勝てるには勝てそうだな」
類はスコアボードをちらりと眺める。
最高のデビュー戦とまでは、いかないがなかなかの高校野球デビューだった。
安打は既にに5本は打たれたが脱三振は9個も奪いはしたがフィールディングの際には、悪送球をしたが相手が格下という事もあり無失点で6回を終えて7回コールド勝ちにはなりそうだし何とか「打ち合わせなしの」江古田さんとも上手くやっていけそうだと心底そう思った。
例えここで負けても悔いはないといえば嘘になるが先輩に恥をかかせる結果にはなるまいと自分的には満足していた。
ただ、投手になりたてでフォームにばらつきがある事、以外は…。
キィン
7回裏9-0・桶川高校・打者の瑞穂がアウトコースのカーブを打ち上げる。
途中から入った。キャッチャーは控えの1年鶴岡がファールゾーンで捕球をした。
がっちり掴んでナインとタッチを交わすが塁にはその時うるさいサイレンもナインの歓喜も審判のゲームセットの声もスタンドの歓声も無音に聞こえた。
ただ、雛の祝福の笑顔と監督の納得の表情ばかりがはっきりと見えた。
テレビ中継では
「古豪、宮原南、1年生投手で夏まずはいつも通りの緒戦突破です。」
「いやー本田君には課題が残る試合となりましたがこれから彼はそこそこやりますよ。」
そしてテレビ越しにはあの男がいた。
「ピッチャーとしては、まだまだ、だな…本田類!」
「何、知り合いか?」
「昔、ちょっとな………」
ユニフォームにはURASAWAと書いてある。
翌日の新聞――――
小さく宮原南の記事が各新聞に乗っている。
記憶喪失の1年生球児が完封
宮原南2年連続甲子園出場となるか
そのニュースはまたたくまに全国へと広がった。
京都府
暁大附属高校野球場
金属音の響くグラウンドにも緊急ニュースが広まって来た。
「おい、進、この記事を読んだか?」
そこには珍しく新聞を片手にした猪狩守がネットに寄りかかっていた。
「ええ…読みましたよ。あの時のピッチャーさんですよね。」
進は一端、手を休める。
「そうだ…まあこれから奴の事だから伸し上がってくるだろう…」
守が相手の事を認めるのはなかなかない守が認めている選手は過去に元パイレーツの桑田くらいなものである。
しかし猪狩守にははっきりと桑田以来の大物投手再来の予感がした。
そう感じ取ったのは猪狩守だけではなかった。
宮原南高校
取材群がいわゆるマスコミが取材に来ている。
地元のテレビ埼玉だけでは、なく日テレやTBSがグラウンドに集まって来た。
その中には雑誌週刊高校野球の岩隈克典記者も混じっていた。
※岩隈克典…自身も元球児で大阪府名門のPL学院(パシフィック・リーグ学院)出身の記者で甲子園には、3年間で春・夏通算2回出場してプロ野球の阪神で活躍をしていた。
世間からは彼が取材に来ればその学校や選手は、一流と言われている。
「本田類か…何か、フォームがバラバラだな…股関節が安定してないし本職はファーストか………しかも彼は随分と昔に投手をやっていたようですな。荻監督」
岩隈が選手を見分けるにはそんなに時間がいらなかった。
何しろ自身も遊撃手兼任投手で甲子園に出て最高はベスト4まで進出している。
「うむ、ご名答」
サングラスの奥の瞳が威圧感タップリに光った。荻監督である。
(凄い威圧感だな…この人がミスターアマチュアの荻監督か…)
実は荻監督は、「ミスターアマチュア」と通の間では密か?に呼ばれる。荻監督自身も甲子園に選手として出場して監督としてはこの宮原南で3高目である。
生徒の間ではその鬼コーチ振りから「ヤクザ」とも呼ばれる。
ふと岩隈の目に止るのは類に近寄って来た。
雛の姿であった。
「ん…あれ……あの子は…何処かで」
この岩隈は、野球以外にも多彩なスポーツを担当している。
最近ではマイナースポーツまでを幅広く記事にしている。
メモ帳を器用にめくる
そして岩隈の目にとまったのは鬼山雛の小さい記事であった。
「へぇ…彼女が元…へぇ…だったとはねぇ…」
宮原南高校のページに何やらチェックを付ける。
(大穴かもな…甲子園であの暁を食うかも知れん…出ればの話だが…)
不気味に笑う岩隈の存在に類と雛は気がつく術もなかった。
帰り道
雛と類がいつも通り並びながら歩く
「今日も疲れたなー」
類が制服姿で歩きながら背伸びをする。
「うん、けど類のところには余り記者がこなかったわね」
多少、意地悪にこ憎い感じに雛が答える。
「なにぃおーうぅー!そのうち大スターになるさ」
ここぞとばかりに乗り突っ込みをする類であった。
「へぃへぃ、楽しみにしていますよへぼピッチャーさん」
ますます、類をからかいたくなってきた雛であった。
あまり仲良くない奴が相手ならここで怒るが恐らく類と雛のホンノウがそうさせた。
「あのーすみません…私生活中、話しかけるのは申し訳ないと思いますが」
そこには40代半ばくらいの記者風の男が立っていた。
「初めまして、私は、こういものでして…」
丁寧にお辞儀をして名刺を渡した。
名刺を渡されたというより類は半ば強引に渡された気分であった。
「週刊高校野球はご存じですよね」
男は大手出版社に所属しているので取り柄、質問をしてみた感じだった。
「何度か読ませていただきました」
類はぎこちない笑顔で答えた。
「いやー甲子園を目指す高校球児はさすがにお目が高いですなー」
類はいやーそんな事ないっすよ。
と思ったがなんかとてつもなく「このおっさん」はうさん臭いと思ったのであった。
類はスコアボードをちらりと眺める。
最高のデビュー戦とまでは、いかないがなかなかの高校野球デビューだった。
安打は既にに5本は打たれたが脱三振は9個も奪いはしたがフィールディングの際には、悪送球をしたが相手が格下という事もあり無失点で6回を終えて7回コールド勝ちにはなりそうだし何とか「打ち合わせなしの」江古田さんとも上手くやっていけそうだと心底そう思った。
例えここで負けても悔いはないといえば嘘になるが先輩に恥をかかせる結果にはなるまいと自分的には満足していた。
ただ、投手になりたてでフォームにばらつきがある事、以外は…。
キィン
7回裏9-0・桶川高校・打者の瑞穂がアウトコースのカーブを打ち上げる。
途中から入った。キャッチャーは控えの1年鶴岡がファールゾーンで捕球をした。
がっちり掴んでナインとタッチを交わすが塁にはその時うるさいサイレンもナインの歓喜も審判のゲームセットの声もスタンドの歓声も無音に聞こえた。
ただ、雛の祝福の笑顔と監督の納得の表情ばかりがはっきりと見えた。
テレビ中継では
「古豪、宮原南、1年生投手で夏まずはいつも通りの緒戦突破です。」
「いやー本田君には課題が残る試合となりましたがこれから彼はそこそこやりますよ。」
そしてテレビ越しにはあの男がいた。
「ピッチャーとしては、まだまだ、だな…本田類!」
「何、知り合いか?」
「昔、ちょっとな………」
ユニフォームにはURASAWAと書いてある。
翌日の新聞――――
小さく宮原南の記事が各新聞に乗っている。
記憶喪失の1年生球児が完封
宮原南2年連続甲子園出場となるか
そのニュースはまたたくまに全国へと広がった。
京都府
暁大附属高校野球場
金属音の響くグラウンドにも緊急ニュースが広まって来た。
「おい、進、この記事を読んだか?」
そこには珍しく新聞を片手にした猪狩守がネットに寄りかかっていた。
「ええ…読みましたよ。あの時のピッチャーさんですよね。」
進は一端、手を休める。
「そうだ…まあこれから奴の事だから伸し上がってくるだろう…」
守が相手の事を認めるのはなかなかない守が認めている選手は過去に元パイレーツの桑田くらいなものである。
しかし猪狩守にははっきりと桑田以来の大物投手再来の予感がした。
そう感じ取ったのは猪狩守だけではなかった。
宮原南高校
取材群がいわゆるマスコミが取材に来ている。
地元のテレビ埼玉だけでは、なく日テレやTBSがグラウンドに集まって来た。
その中には雑誌週刊高校野球の岩隈克典記者も混じっていた。
※岩隈克典…自身も元球児で大阪府名門のPL学院(パシフィック・リーグ学院)出身の記者で甲子園には、3年間で春・夏通算2回出場してプロ野球の阪神で活躍をしていた。
世間からは彼が取材に来ればその学校や選手は、一流と言われている。
「本田類か…何か、フォームがバラバラだな…股関節が安定してないし本職はファーストか………しかも彼は随分と昔に投手をやっていたようですな。荻監督」
岩隈が選手を見分けるにはそんなに時間がいらなかった。
何しろ自身も遊撃手兼任投手で甲子園に出て最高はベスト4まで進出している。
「うむ、ご名答」
サングラスの奥の瞳が威圧感タップリに光った。荻監督である。
(凄い威圧感だな…この人がミスターアマチュアの荻監督か…)
実は荻監督は、「ミスターアマチュア」と通の間では密か?に呼ばれる。荻監督自身も甲子園に選手として出場して監督としてはこの宮原南で3高目である。
生徒の間ではその鬼コーチ振りから「ヤクザ」とも呼ばれる。
ふと岩隈の目に止るのは類に近寄って来た。
雛の姿であった。
「ん…あれ……あの子は…何処かで」
この岩隈は、野球以外にも多彩なスポーツを担当している。
最近ではマイナースポーツまでを幅広く記事にしている。
メモ帳を器用にめくる
そして岩隈の目にとまったのは鬼山雛の小さい記事であった。
「へぇ…彼女が元…へぇ…だったとはねぇ…」
宮原南高校のページに何やらチェックを付ける。
(大穴かもな…甲子園であの暁を食うかも知れん…出ればの話だが…)
不気味に笑う岩隈の存在に類と雛は気がつく術もなかった。
帰り道
雛と類がいつも通り並びながら歩く
「今日も疲れたなー」
類が制服姿で歩きながら背伸びをする。
「うん、けど類のところには余り記者がこなかったわね」
多少、意地悪にこ憎い感じに雛が答える。
「なにぃおーうぅー!そのうち大スターになるさ」
ここぞとばかりに乗り突っ込みをする類であった。
「へぃへぃ、楽しみにしていますよへぼピッチャーさん」
ますます、類をからかいたくなってきた雛であった。
あまり仲良くない奴が相手ならここで怒るが恐らく類と雛のホンノウがそうさせた。
「あのーすみません…私生活中、話しかけるのは申し訳ないと思いますが」
そこには40代半ばくらいの記者風の男が立っていた。
「初めまして、私は、こういものでして…」
丁寧にお辞儀をして名刺を渡した。
名刺を渡されたというより類は半ば強引に渡された気分であった。
「週刊高校野球はご存じですよね」
男は大手出版社に所属しているので取り柄、質問をしてみた感じだった。
「何度か読ませていただきました」
類はぎこちない笑顔で答えた。
「いやー甲子園を目指す高校球児はさすがにお目が高いですなー」
類はいやーそんな事ないっすよ。
と思ったがなんかとてつもなく「このおっさん」はうさん臭いと思ったのであった。
「1回の裏、桶川高校の攻撃は1番ファースト瑞穂君、背番号3」
審判が手を上げてプレイを宣言した。
(5点差か…初回から飛ばさない方が良いかもな)
本田は自分自身にブレーキを掛ける良いとも悪いとも言える癖が出る。
記憶喪失前のリトル時代もそうだ。
(練習の時は、ピッチャー向けの良い伸びとキレがあったが…)
サングラスの中で、瞳がきらんと輝く荻監督であった。
相変わらず、ヤクザ並の迫力がある。
江古田からサインが出る。
類が左腕から記念すべき高校野球デビューの第一球を投げる。
今、類のピッチャーになりたての下手くそなフォームから球がミットを目掛けて放たれ。
投げると同時にバランスが崩れるファーストよりに体が流れる。
瑞穂(こいつ!)
バンッ!
「ストライーク!」
審判の心地良い声が類にははっきりと聞こえた。
(ど真ん中カーブだがフォームが目茶苦茶だな)
右打者の打席で瑞穂がそう思う。
(やはり、あまり野球に力を入れていない学校だな…まんまと振って来た…。ならば…)
(おっ!外角真っ直ぐ!)
ボールは無情にも内野の土を転々と転がりセカンドがさばき1アウトとなった。
「しゃっー」
類は思わず腹の底から雄叫びを上げた。
感動のデビュー戦だった。
桶川高校ベンチ
「あの投手は何年だ?」
瑞穂が女子マネージャーに質問した。
「1年生です。ポジションはファーストみたいです。」
瑞穂「やっぱりピッチャーになりたてか」
しかし続く、辻は、内野のファールフライに打ち取られた。
(よし、よし…)
荻監督が二度頷く。
辻がベンツに帰る際に次の打者に情報を伝える。
「舐められてるぞ俺ら」
「仕方ないさ」
「バラバラなフォームだから回が進めば更にボロがでる」
「抑えられるのは今のうちだけって訳だ。」
「変化球を投げる時にプレートの端を踏みやすいぞ」
「おう!」
「3番ピッチャー、高谷君、背番号1」
(少しでも早くこいつ(本田)を叩く!)
(インコースを意識させておくか…)
類が頷く。
類が慣れない出鱈目なフォームでミットを目掛けて投げ込んだ。
球が高めに浮くと思われた瞬間!
ドコッ
「なっ!」
江古田がかなり驚いていた。確かに投手にはなりたてだが練習中には、インコースにもそれなりにきっちり決まっていた。
「だ…だい、じょうぶか………」
江古田が肩を貸す。
「気にするな」
高谷は一塁へ歩いて行くが案外大丈夫そうだ。
当たった急速自体は大した事がないので大事には至らないはずだ。
「帽子とれよ!この野郎ー」
桶川高校はベンチからバッシングが容赦なくくる
放心状態の類はデビュー戦で周りが見えていないし自分自身も見失っている。
「すまん!すまん!」
内野手の誰かが謝ったが類はベンチに帰るまで解らなかった。
「4番センター、秋山君背番号8」
「お願いしまーす」
秋山が元気良く打席に入る。
「うちの馬鹿がすまないな」
江古田が冷や汗をかきながら気まずい表情をして謝る。
「大目に見てやるよ」
その秋山に類はカウント1-2から外角のスライダーをセンター前へ運ばれ2死1,2塁である。
「やられたか…」
江古田がそう呟く。
「塁、腕をふれっー!」
木谷が声をかけて今までと塁の表情が変わった気がした。
「はいっ」
次打者には
初球、外角低め真っ直ぐストライク
2球目外角高めいっぱい空振り
3球目高めボール球はファール
4球目は外して1ボール
5球目はショートへの内野ゴロへとカーブで打ち取った。
「こらぁっ!本田ぁっあ」
ベンチに帰るなり監督の怒りがベンチないに木霊する。
先程の塁が謝らなかった件だろう。
「はい!すいませんでした!」
塁は後から自分で解っていた見たいだ。
塁は試合後に帰りはバス移動は禁止で歩いて学校まで行く事で相手の選手全員に土下座で謝る事を罰せられたが更にこの試合は安打3以内に抑える事が罰として付け加えられた。
「嫌なら退部しろ」
監督は怒りを押し殺し、冷たく言い放つがその裏腹には愛情が感じられた。
「はい!解りました!その罰を受けさせて頂きます。」
「うむ」
監督は小さく苦笑いをしながら頷いた。
「塁ーもー何やってるのよー」
雛も塁を責めずにはいられない。
「ごめん」
「私に謝る場合かー」
雛の怒りもMAXだ。
美人でスレンダーな体型をした彼女が顔を真っ赤にして怒鳴り散らす。
「解ってるって相手に謝って必ず、勝つ!江古田さん」
雛はそれを聞いて安心をしたみたいだ。
「打ち合わせするか!」
江古田も嬉しそうに立ち上がったが
「江古田さん次の打順ですっ!」
打線は既に追加点を取り爆発していた。
「何っ!本当だ!」
ベンチないにはナインの笑いが起きる。
さて類は3安打以内に桶川打線を抑えられるのか衝撃的なデビュー戦となる!
審判が手を上げてプレイを宣言した。
(5点差か…初回から飛ばさない方が良いかもな)
本田は自分自身にブレーキを掛ける良いとも悪いとも言える癖が出る。
記憶喪失前のリトル時代もそうだ。
(練習の時は、ピッチャー向けの良い伸びとキレがあったが…)
サングラスの中で、瞳がきらんと輝く荻監督であった。
相変わらず、ヤクザ並の迫力がある。
江古田からサインが出る。
類が左腕から記念すべき高校野球デビューの第一球を投げる。
今、類のピッチャーになりたての下手くそなフォームから球がミットを目掛けて放たれ。
投げると同時にバランスが崩れるファーストよりに体が流れる。
瑞穂(こいつ!)
バンッ!
「ストライーク!」
審判の心地良い声が類にははっきりと聞こえた。
(ど真ん中カーブだがフォームが目茶苦茶だな)
右打者の打席で瑞穂がそう思う。
(やはり、あまり野球に力を入れていない学校だな…まんまと振って来た…。ならば…)
(おっ!外角真っ直ぐ!)
ボールは無情にも内野の土を転々と転がりセカンドがさばき1アウトとなった。
「しゃっー」
類は思わず腹の底から雄叫びを上げた。
感動のデビュー戦だった。
桶川高校ベンチ
「あの投手は何年だ?」
瑞穂が女子マネージャーに質問した。
「1年生です。ポジションはファーストみたいです。」
瑞穂「やっぱりピッチャーになりたてか」
しかし続く、辻は、内野のファールフライに打ち取られた。
(よし、よし…)
荻監督が二度頷く。
辻がベンツに帰る際に次の打者に情報を伝える。
「舐められてるぞ俺ら」
「仕方ないさ」
「バラバラなフォームだから回が進めば更にボロがでる」
「抑えられるのは今のうちだけって訳だ。」
「変化球を投げる時にプレートの端を踏みやすいぞ」
「おう!」
「3番ピッチャー、高谷君、背番号1」
(少しでも早くこいつ(本田)を叩く!)
(インコースを意識させておくか…)
類が頷く。
類が慣れない出鱈目なフォームでミットを目掛けて投げ込んだ。
球が高めに浮くと思われた瞬間!
ドコッ
「なっ!」
江古田がかなり驚いていた。確かに投手にはなりたてだが練習中には、インコースにもそれなりにきっちり決まっていた。
「だ…だい、じょうぶか………」
江古田が肩を貸す。
「気にするな」
高谷は一塁へ歩いて行くが案外大丈夫そうだ。
当たった急速自体は大した事がないので大事には至らないはずだ。
「帽子とれよ!この野郎ー」
桶川高校はベンチからバッシングが容赦なくくる
放心状態の類はデビュー戦で周りが見えていないし自分自身も見失っている。
「すまん!すまん!」
内野手の誰かが謝ったが類はベンチに帰るまで解らなかった。
「4番センター、秋山君背番号8」
「お願いしまーす」
秋山が元気良く打席に入る。
「うちの馬鹿がすまないな」
江古田が冷や汗をかきながら気まずい表情をして謝る。
「大目に見てやるよ」
その秋山に類はカウント1-2から外角のスライダーをセンター前へ運ばれ2死1,2塁である。
「やられたか…」
江古田がそう呟く。
「塁、腕をふれっー!」
木谷が声をかけて今までと塁の表情が変わった気がした。
「はいっ」
次打者には
初球、外角低め真っ直ぐストライク
2球目外角高めいっぱい空振り
3球目高めボール球はファール
4球目は外して1ボール
5球目はショートへの内野ゴロへとカーブで打ち取った。
「こらぁっ!本田ぁっあ」
ベンチに帰るなり監督の怒りがベンチないに木霊する。
先程の塁が謝らなかった件だろう。
「はい!すいませんでした!」
塁は後から自分で解っていた見たいだ。
塁は試合後に帰りはバス移動は禁止で歩いて学校まで行く事で相手の選手全員に土下座で謝る事を罰せられたが更にこの試合は安打3以内に抑える事が罰として付け加えられた。
「嫌なら退部しろ」
監督は怒りを押し殺し、冷たく言い放つがその裏腹には愛情が感じられた。
「はい!解りました!その罰を受けさせて頂きます。」
「うむ」
監督は小さく苦笑いをしながら頷いた。
「塁ーもー何やってるのよー」
雛も塁を責めずにはいられない。
「ごめん」
「私に謝る場合かー」
雛の怒りもMAXだ。
美人でスレンダーな体型をした彼女が顔を真っ赤にして怒鳴り散らす。
「解ってるって相手に謝って必ず、勝つ!江古田さん」
雛はそれを聞いて安心をしたみたいだ。
「打ち合わせするか!」
江古田も嬉しそうに立ち上がったが
「江古田さん次の打順ですっ!」
打線は既に追加点を取り爆発していた。
「何っ!本当だ!」
ベンチないにはナインの笑いが起きる。
さて類は3安打以内に桶川打線を抑えられるのか衝撃的なデビュー戦となる!
そして
試合前日の夜…
その日の夜は晴れていて星空が良く見え澄み切った外の空気を部屋の中でも感じられるかのような清々しい夏の夜であった。
明日はいよいよ桶川戦が控えている
類は先発を言い渡された。
江古田さんとは話合いを全くしていない状況である。
しかし類は心の奥底では江古田に頼もしさを覚えていたので投げにくさはないであろう。
江古田家――――
庭でバットを振り回す音がした。
素振りをする江古田の姿がそこにはあった。
庭には、トスバッティングのネットやらダンベルなどが置いてあった。
食卓では先に家族が食べている。
テレビではプロ野球中継が放送されている
「明日は敦也の最後の年が始まるな」
腕組みをして葉巻を加えながらご飯の支度をまっている父が何となく口にした。
無言のまま素振りをする江古田
「まあお前なら大学には行けるだろうな」
「そういえば昨日、敦也に入部試験のお知らせが大学から来てたわよ」
台所から食卓へ茶碗を運びながら母が思い出したかのように伝える
「さすが敦也だな…見なくて良いのか?」
上機嫌に素振りをしている敦也に質問するが敦也は庭にいながらバットの音がするために父の声はまるっきり聞こえない。
「どれどれあとで代わりにとーさんがみよう」
「確か関東六大学の稲田大学から来てたわよ」
母が茶碗にご飯を盛りながらいう
(稲田から…入部試験の案内?)
「すごいじゃないか」
父親が関心をしながら口にご飯を運ぶ
(今はそんな事より明日の類との事を考えておこう…打ち合わせすらしてねーよな)
翌日
学校からマイクロバスで会場へ向かう
校門には地元の人や一般生徒や応援団で溢れかえっている。
校門に入り切らなくなり100Mくらいは人の並が出来ている。
さすが昨年の甲子園出場経験校である。
バスの中
「よーし全員乗ったな」
先頭の方で荻監督が部員を確認する。
「ついにこの日がやってきた。良いな!今日はお前らならコールドで勝てる相手だっ!」
「気合いを入れて行くぞー!」
「オウッ!」
上尾運動公園野球場
宮原南待合室
スタメン
6木谷
4西谷
2江古田
5衣笠
3清原
7田口
8赤星
9工藤
1本田
「今日はこのメンバーで挑む!出来次第ではスタメンのメンバーは途中で温存させるからな!」
「しゃあー俺の時代がーーーキターーーー」
田口がおどけてはしゃぎ回るが回りは無視
「類!頑張ってね」
雛が一声掛けるが類は緊張して声を掛ける余裕がなかった。
グラウンド
3塁側は後攻の桶川高校ナインが陣取り
挨拶をホームプレート付近で終わらせると桶川ナインは守備位置に散って行った。
テレビ埼玉でもこの試合を放送している。
「今日はついに伝統校の登場です。北埼玉地区は宮原南高校の登場です。」
「いよいよだな」
ベンチで腕組みの荻監督
「1回表、宮原南高校の攻撃は1番ショート木谷君、背番号16」
スタンドでは両校のエールの交換が行われている
「フレー!フレー!桶川!フレッ!フレッ!桶川ー」
宮原南のスタンドから元気の良い声が聞こえる。
歓声の中第1球が放たれた。
バシッ
アウトコース低めを見て判定はボール
(打てない球ではないな)
「今日は楽勝かもな」
田口が類に話しかける
「………」(みんなには悪いけど返事をしている余裕がない)
木谷は3球目のストライクを取りにきたカーブを叩きセンター前ヒット
木谷さんは普段、控えであまり打席には立たないが今日の相手なら余裕で打てるらしい。この回は衣笠さんのスリーランなどで5点を取った。
ついに本田類、公式戦初先発
マウンド
「緊張をしてるのか?」
江古田がミットで軽く類を叩く
「大丈夫です。」
類は、グラブをバシバシ叩く
「うーん今後は類をリリーフで使えるかどうかのテストも予ての登板だからな…」
荻監督が心配そうに戦況を見つめる
(さすがに5点あれば緊張感は和らぐな)
類はマウンド上で自分の胸に手を当ててじっくりと精神を統一していた。
投球練習中
(よし、球は走ってる)
江古田も類もまずは、安心した様子だ。
「プレイ!」
いよいよ類の伝説が始まる。
試合前日の夜…
その日の夜は晴れていて星空が良く見え澄み切った外の空気を部屋の中でも感じられるかのような清々しい夏の夜であった。
明日はいよいよ桶川戦が控えている
類は先発を言い渡された。
江古田さんとは話合いを全くしていない状況である。
しかし類は心の奥底では江古田に頼もしさを覚えていたので投げにくさはないであろう。
江古田家――――
庭でバットを振り回す音がした。
素振りをする江古田の姿がそこにはあった。
庭には、トスバッティングのネットやらダンベルなどが置いてあった。
食卓では先に家族が食べている。
テレビではプロ野球中継が放送されている
「明日は敦也の最後の年が始まるな」
腕組みをして葉巻を加えながらご飯の支度をまっている父が何となく口にした。
無言のまま素振りをする江古田
「まあお前なら大学には行けるだろうな」
「そういえば昨日、敦也に入部試験のお知らせが大学から来てたわよ」
台所から食卓へ茶碗を運びながら母が思い出したかのように伝える
「さすが敦也だな…見なくて良いのか?」
上機嫌に素振りをしている敦也に質問するが敦也は庭にいながらバットの音がするために父の声はまるっきり聞こえない。
「どれどれあとで代わりにとーさんがみよう」
「確か関東六大学の稲田大学から来てたわよ」
母が茶碗にご飯を盛りながらいう
(稲田から…入部試験の案内?)
「すごいじゃないか」
父親が関心をしながら口にご飯を運ぶ
(今はそんな事より明日の類との事を考えておこう…打ち合わせすらしてねーよな)
翌日
学校からマイクロバスで会場へ向かう
校門には地元の人や一般生徒や応援団で溢れかえっている。
校門に入り切らなくなり100Mくらいは人の並が出来ている。
さすが昨年の甲子園出場経験校である。
バスの中
「よーし全員乗ったな」
先頭の方で荻監督が部員を確認する。
「ついにこの日がやってきた。良いな!今日はお前らならコールドで勝てる相手だっ!」
「気合いを入れて行くぞー!」
「オウッ!」
上尾運動公園野球場
宮原南待合室
スタメン
6木谷
4西谷
2江古田
5衣笠
3清原
7田口
8赤星
9工藤
1本田
「今日はこのメンバーで挑む!出来次第ではスタメンのメンバーは途中で温存させるからな!」
「しゃあー俺の時代がーーーキターーーー」
田口がおどけてはしゃぎ回るが回りは無視
「類!頑張ってね」
雛が一声掛けるが類は緊張して声を掛ける余裕がなかった。
グラウンド
3塁側は後攻の桶川高校ナインが陣取り
挨拶をホームプレート付近で終わらせると桶川ナインは守備位置に散って行った。
テレビ埼玉でもこの試合を放送している。
「今日はついに伝統校の登場です。北埼玉地区は宮原南高校の登場です。」
「いよいよだな」
ベンチで腕組みの荻監督
「1回表、宮原南高校の攻撃は1番ショート木谷君、背番号16」
スタンドでは両校のエールの交換が行われている
「フレー!フレー!桶川!フレッ!フレッ!桶川ー」
宮原南のスタンドから元気の良い声が聞こえる。
歓声の中第1球が放たれた。
バシッ
アウトコース低めを見て判定はボール
(打てない球ではないな)
「今日は楽勝かもな」
田口が類に話しかける
「………」(みんなには悪いけど返事をしている余裕がない)
木谷は3球目のストライクを取りにきたカーブを叩きセンター前ヒット
木谷さんは普段、控えであまり打席には立たないが今日の相手なら余裕で打てるらしい。この回は衣笠さんのスリーランなどで5点を取った。
ついに本田類、公式戦初先発
マウンド
「緊張をしてるのか?」
江古田がミットで軽く類を叩く
「大丈夫です。」
類は、グラブをバシバシ叩く
「うーん今後は類をリリーフで使えるかどうかのテストも予ての登板だからな…」
荻監督が心配そうに戦況を見つめる
(さすがに5点あれば緊張感は和らぐな)
類はマウンド上で自分の胸に手を当ててじっくりと精神を統一していた。
投球練習中
(よし、球は走ってる)
江古田も類もまずは、安心した様子だ。
「プレイ!」
いよいよ類の伝説が始まる。
「出陣」
開会式当日
じっとしていても額からしたたる汗
宮原南野球部は列を作り並んでいた。
今日は南北埼玉県大会予選開会式の日
試合は14時に開幕をする
開幕試合は万年初戦敗退チームクラスの対戦なので恐らく皆、自分の学校でミーティングをしに帰ったり近ければその場解散なんていうのもあり得る。
類達は近場なので恐らく解散組であろう。
会場は主に毎年、恒例の大宮市営球場に上尾市運動公園野球場などや今年からは埼玉アスレチックスの本拠地であるあの西武ドームが決勝の開催地であり試合中継は初戦からガンガン、テレビ埼玉で放送を行う。
まずは今年のテーマソングといっしょに参加校の選手達が更新をしていく。
「明日〜今日よりも好きになれる〜」
高校野球を題材にしたドラマ・ベテランの主題歌が爆発的に流行った為に文句なしで今年はGRENの足跡になった。
ちなみに映画化の話まで浮上した6ch不滅の人気作品候補。
今年の球児達はそういった意味では当たり年であることは間違いないであろう。
例年より高校野球が多いに注目されるからだ。
足を軍隊のように揃えて参加校の総勢200近くの部員が一斉に同じリズムで行進をして会場から俄かに拍手が沸く
北埼玉地区から順番に行進する
類達の宮原南は北埼玉地区の最後の方であった。
客席では生徒の親がいる。
息子の晴れ舞台を見様と父親が会社を休んでまで家族で来た奴もいれば、自分は関係がないが昔、近所にいて良く品物を万引きされた悪ガキを見に駄菓子屋のおっさんが店を休み会場まで駆け付けた。
そして会場が次の瞬間完成からどよめきに変わった。
「鷲宮学園高校」
ざわ…ざわ…
「なんだよ…あいつら…」
「がらわりーな」
「あれが高校球児か」
「野球は確か強い方だぞ」
「当たった高校が可哀想」
そして鷲宮学園の部員が唾を吐く
「あいつー…入場行進中に…」
「しかし昔よりあいつら柄わりーよなあ……」
「おお!あいつら嫌われてるな!」
田口がばか笑いをする
「ああっ!聞こえるんだよっ!」
「つぶすぞ!童貞っ!キング」
鷲宮学園の部員の怒りは、今の田口の一言で頂点に達しってしまった。
「準決の時、知らねーぞ、俺…」
(しかもキングかっ!)
類がドン引きで顔が青ざめながらの発言
「宣誓ー我々はースポーツマンシップに」
右手を多々高としっかりと上げ某チームの主将が選手宣誓をしているがこのチームも恐らく甲子園に行ける力はついていないだろう
そしてしばらくして閉幕
閉会式が終わり類達は流れ解散となった。
南埼玉県地区予選の開幕戦が先に行われる。翌日に我が宮原南のいる北埼玉地区が開催される。
類は、雛と球場前のファミレスで時間をつぶした後でスタンドにいた。
無名の選手なので回りからは声を掛けられない
衣笠先輩当たりならたまに声を掛けられるようになるが浦沢学院や春日部友江ほどの強豪校ほどは、うちのチームは比較的に声をかけられないで済むが例年よりは昨年、甲子園にでただけあって回りからの視線は感じる。
上尾運動公園野球場
7月中旬・平日14時・晴れ・29度
「いよいよ始まるわね」
「そうだな」
「南は川口高校対蕨高校の対戦ね」
放送席では
『今年もやってまいりました。この季節!第90回記念全国高校野球南埼玉県大会』
『今年は記念大会ということで47都道府県から55校甲子園の切符が手に入るということになり従来より首都圏の地域が東西や南北に別れてこの関東では目立ちやすい神奈川県は埼玉と同じ南北で千葉は東京都と同じ東西地区で大会を進めて行き、8月2日には全国の亡者達が代表として集まりまして甲子園大会の熱戦が17日間により繰り広げれます』
『そんな大会ですが今日の解説は埼玉県高校野球連盟理事の栗原さんに起こしいただきました。きょうは本当にお忙しい中ありがとうございます』
『こちらこそよろしくお願いします』
『ハハハ、礼儀正しいですねさすが理事』
『いやー最近の若者はろくに挨拶もできん…くどくど…くどくど…くど』
8分後
「えー…貴重ご意見ありがとうございました…では両チームのスタメンまずは川口高校から」
(この人苦手だわ…)
死にかけた状態のアナウンサーで進行は進む
試合は開幕試合だが対戦カードが悪いのか
客足は遠のくばかりだ――――
応援団も両チームとも学校からあまり出ていない感じだ。
特に野球に力を入れていない証拠だ。
『野球部創設以来、初勝利を目指す蕨高校です。』
各自挨拶を終えて守備位置に散る。
グラウンドには真新しい足跡が付く
蕨高校の3年生エースは、紀藤という投手で球速が135km/hがMAXでこれといった決め球がなく変化球も少なく高校生相手でも通用する相手は限られる。
『さあーまもなくプレイボールです』
開会式当日
じっとしていても額からしたたる汗
宮原南野球部は列を作り並んでいた。
今日は南北埼玉県大会予選開会式の日
試合は14時に開幕をする
開幕試合は万年初戦敗退チームクラスの対戦なので恐らく皆、自分の学校でミーティングをしに帰ったり近ければその場解散なんていうのもあり得る。
類達は近場なので恐らく解散組であろう。
会場は主に毎年、恒例の大宮市営球場に上尾市運動公園野球場などや今年からは埼玉アスレチックスの本拠地であるあの西武ドームが決勝の開催地であり試合中継は初戦からガンガン、テレビ埼玉で放送を行う。
まずは今年のテーマソングといっしょに参加校の選手達が更新をしていく。
「明日〜今日よりも好きになれる〜」
高校野球を題材にしたドラマ・ベテランの主題歌が爆発的に流行った為に文句なしで今年はGRENの足跡になった。
ちなみに映画化の話まで浮上した6ch不滅の人気作品候補。
今年の球児達はそういった意味では当たり年であることは間違いないであろう。
例年より高校野球が多いに注目されるからだ。
足を軍隊のように揃えて参加校の総勢200近くの部員が一斉に同じリズムで行進をして会場から俄かに拍手が沸く
北埼玉地区から順番に行進する
類達の宮原南は北埼玉地区の最後の方であった。
客席では生徒の親がいる。
息子の晴れ舞台を見様と父親が会社を休んでまで家族で来た奴もいれば、自分は関係がないが昔、近所にいて良く品物を万引きされた悪ガキを見に駄菓子屋のおっさんが店を休み会場まで駆け付けた。
そして会場が次の瞬間完成からどよめきに変わった。
「鷲宮学園高校」
ざわ…ざわ…
「なんだよ…あいつら…」
「がらわりーな」
「あれが高校球児か」
「野球は確か強い方だぞ」
「当たった高校が可哀想」
そして鷲宮学園の部員が唾を吐く
「あいつー…入場行進中に…」
「しかし昔よりあいつら柄わりーよなあ……」
「おお!あいつら嫌われてるな!」
田口がばか笑いをする
「ああっ!聞こえるんだよっ!」
「つぶすぞ!童貞っ!キング」
鷲宮学園の部員の怒りは、今の田口の一言で頂点に達しってしまった。
「準決の時、知らねーぞ、俺…」
(しかもキングかっ!)
類がドン引きで顔が青ざめながらの発言
「宣誓ー我々はースポーツマンシップに」
右手を多々高としっかりと上げ某チームの主将が選手宣誓をしているがこのチームも恐らく甲子園に行ける力はついていないだろう
そしてしばらくして閉幕
閉会式が終わり類達は流れ解散となった。
南埼玉県地区予選の開幕戦が先に行われる。翌日に我が宮原南のいる北埼玉地区が開催される。
類は、雛と球場前のファミレスで時間をつぶした後でスタンドにいた。
無名の選手なので回りからは声を掛けられない
衣笠先輩当たりならたまに声を掛けられるようになるが浦沢学院や春日部友江ほどの強豪校ほどは、うちのチームは比較的に声をかけられないで済むが例年よりは昨年、甲子園にでただけあって回りからの視線は感じる。
上尾運動公園野球場
7月中旬・平日14時・晴れ・29度
「いよいよ始まるわね」
「そうだな」
「南は川口高校対蕨高校の対戦ね」
放送席では
『今年もやってまいりました。この季節!第90回記念全国高校野球南埼玉県大会』
『今年は記念大会ということで47都道府県から55校甲子園の切符が手に入るということになり従来より首都圏の地域が東西や南北に別れてこの関東では目立ちやすい神奈川県は埼玉と同じ南北で千葉は東京都と同じ東西地区で大会を進めて行き、8月2日には全国の亡者達が代表として集まりまして甲子園大会の熱戦が17日間により繰り広げれます』
『そんな大会ですが今日の解説は埼玉県高校野球連盟理事の栗原さんに起こしいただきました。きょうは本当にお忙しい中ありがとうございます』
『こちらこそよろしくお願いします』
『ハハハ、礼儀正しいですねさすが理事』
『いやー最近の若者はろくに挨拶もできん…くどくど…くどくど…くど』
8分後
「えー…貴重ご意見ありがとうございました…では両チームのスタメンまずは川口高校から」
(この人苦手だわ…)
死にかけた状態のアナウンサーで進行は進む
試合は開幕試合だが対戦カードが悪いのか
客足は遠のくばかりだ――――
応援団も両チームとも学校からあまり出ていない感じだ。
特に野球に力を入れていない証拠だ。
『野球部創設以来、初勝利を目指す蕨高校です。』
各自挨拶を終えて守備位置に散る。
グラウンドには真新しい足跡が付く
蕨高校の3年生エースは、紀藤という投手で球速が135km/hがMAXでこれといった決め球がなく変化球も少なく高校生相手でも通用する相手は限られる。
『さあーまもなくプレイボールです』
パカァーン
金属バットの良い音が晴天の澄み切った空に吸い込まれるかのように響き渡る
白球は左翼スタンド最上段へ
川口の2打席連続スリーランホームラン
近田は唖然、呆然、愕然だあー
6回裏 日四6-0 西亜
日四ベンチ前
浜中「ハハハッ!フリーバッティングやな」
川口「そうっすね!今日はバッティング投手が投げてるんじゃなあないですかね」
ベンチのすぐ上はお祭り騒ぎトランペットや太鼓が鳴り響く
この西東京地区では、毎年みられる光景だ――――
そして
8回表2死
日四9-2西亜
うなり狂う剛球が近藤から放たれた
ラストボール
「ストラーイク!バッターアウッツ!」
「ゲーム!セット!」
サイレンがけたたましい音で勝ったチームの強さを象徴しているかのように場内を圧倒する
声どころか泣き声もかすれて打席にひざまつき手を正座した足につき大量の汗とともに泣いている
日四ナインは、表情をあまり変えずに既に整列を終えた
これが王者の貫禄というものだろうか
審判「8回コールド!日本大付属第四高校の勝ちとする!一同!礼!」
「あざしたっー」
泣きながらクールダウンをする西亜学園の近田と捕手の山崎
山崎「すまない…」
近田「俺の方こそ…」
球場内通路
「三宅監督!一言インタビューを」
「初戦に勝ったくらいでインタビューとやらですか…それは甲子園までに取っておいて下さい、我々は甲子園ベスト8まで練習試合のつもりでやっているんです。そこいら辺の高校と一緒にすんな!」
通路に響き渡る三宅監督喉なり越え
これも毎度のことである
「一言だけでもっ!」
ふう…と一息つく三宅
「…あんなレベル相手に3安打で2失点か…まだまだだな…消えろゴミ虫目が………」
記者の群れは黙り込んでしまった。
しかしいくら野球の指導の才能があるからといいあういった非人道的な監督を雇っている日大四にも訳はありそうだが?果たして。
翌日
そのことがやはり報道された
今年もあの監督かと周囲は、うんざりしている。
もちろん新1年生のこいつらもお騒がせ監督の噂は中学生の頃から聞いていた。
「ねぇ…類聞いた…」
夏になり夏服の制服で肌の露出度が多くなり余計色っぽくみえる雛であった。
がその声からは力なしに呆れたという雰囲気が感じとられた。
「うちの監督とは、また違うタイプの監督だね」
「いや…タイプとかいう以前の問題かと…」
雛が苦笑をしていた。
放課後
監督を軸にして部員が集まる。
「えー南北埼玉県大会まで残り少ない時間となったので部活は、軽いフォーメーションチェックで終わろうと思う…くれぐれも怪我のないようにやってくれ!以上!解散!」
ブルペン
「ナイスボール!類!」
頭を軽く下げる類
横から監督が話しかける
「初戦、先発で行くか?」
「えっ………ありがとうございますっ!」
類は飛び跳ねる程、嬉しかったがとりあえず練習中なのでさすがに控えた。
「怪我をしないていど…」
ゴチィ
「でぇー」
江古田から類に返球された球が当たる
「に…って…言おうとしたそばから…」
監督が呆れている。
その頃
鷲宮学園では
カーン
カーン
打撃投手「おーさすが北別府だな」
真中部長「初戦は、北別府の4番は確実だな期待してるぞ」
カアーン
赤松「…」(真中部長のいう事なら従うさ)
赤松に歩み寄る真中
肩を軽く叩く真中
「お前にもチャンスはある」
自信満々の笑みに真中は満ちあふれていた。
「出番が来るまで外野で寝ていますよ」
「ああ…任せた」
(相変わらずだな)
開会式前日の学校の校庭
「今日の練習はここまでだ!解散!」
「ありがとうございましたー」
「類、まだやるのか……」
田口が類を遠目で見る
「後、少し投げ込みして行くよ」
「監督にも再三、言われただろうが程々にな」
止めても無駄だろうと思ったか田口は類に背を向けて手を振りながらゆっくり帰路についた
深夜本田家の類の部屋のベッドで――――
類はとてつもない夢を見た――――
甲子園球場
「さあー北埼玉県代表の宮原南高校!4-3!」
ロージンパックに手をやる猪狩
「京都府代表の暁第付属6回に1点を勝ち越しました!7回表の守りです。」
「バッターは3年生の衣笠!この甲子園大会では打点王まっしぐら!しかし今日は猪狩に全く歯が立ちません。2打数ノーヒットです」
「四球で出した本田君を気にしながらピッチャー!衣笠君に投げたー」
うなる剛球
思い切り踏み込みに行く衣笠――――
足の動かない走者の自分――――
金属バットの良い音が晴天の澄み切った空に吸い込まれるかのように響き渡る
白球は左翼スタンド最上段へ
川口の2打席連続スリーランホームラン
近田は唖然、呆然、愕然だあー
6回裏 日四6-0 西亜
日四ベンチ前
浜中「ハハハッ!フリーバッティングやな」
川口「そうっすね!今日はバッティング投手が投げてるんじゃなあないですかね」
ベンチのすぐ上はお祭り騒ぎトランペットや太鼓が鳴り響く
この西東京地区では、毎年みられる光景だ――――
そして
8回表2死
日四9-2西亜
うなり狂う剛球が近藤から放たれた
ラストボール
「ストラーイク!バッターアウッツ!」
「ゲーム!セット!」
サイレンがけたたましい音で勝ったチームの強さを象徴しているかのように場内を圧倒する
声どころか泣き声もかすれて打席にひざまつき手を正座した足につき大量の汗とともに泣いている
日四ナインは、表情をあまり変えずに既に整列を終えた
これが王者の貫禄というものだろうか
審判「8回コールド!日本大付属第四高校の勝ちとする!一同!礼!」
「あざしたっー」
泣きながらクールダウンをする西亜学園の近田と捕手の山崎
山崎「すまない…」
近田「俺の方こそ…」
球場内通路
「三宅監督!一言インタビューを」
「初戦に勝ったくらいでインタビューとやらですか…それは甲子園までに取っておいて下さい、我々は甲子園ベスト8まで練習試合のつもりでやっているんです。そこいら辺の高校と一緒にすんな!」
通路に響き渡る三宅監督喉なり越え
これも毎度のことである
「一言だけでもっ!」
ふう…と一息つく三宅
「…あんなレベル相手に3安打で2失点か…まだまだだな…消えろゴミ虫目が………」
記者の群れは黙り込んでしまった。
しかしいくら野球の指導の才能があるからといいあういった非人道的な監督を雇っている日大四にも訳はありそうだが?果たして。
翌日
そのことがやはり報道された
今年もあの監督かと周囲は、うんざりしている。
もちろん新1年生のこいつらもお騒がせ監督の噂は中学生の頃から聞いていた。
「ねぇ…類聞いた…」
夏になり夏服の制服で肌の露出度が多くなり余計色っぽくみえる雛であった。
がその声からは力なしに呆れたという雰囲気が感じとられた。
「うちの監督とは、また違うタイプの監督だね」
「いや…タイプとかいう以前の問題かと…」
雛が苦笑をしていた。
放課後
監督を軸にして部員が集まる。
「えー南北埼玉県大会まで残り少ない時間となったので部活は、軽いフォーメーションチェックで終わろうと思う…くれぐれも怪我のないようにやってくれ!以上!解散!」
ブルペン
「ナイスボール!類!」
頭を軽く下げる類
横から監督が話しかける
「初戦、先発で行くか?」
「えっ………ありがとうございますっ!」
類は飛び跳ねる程、嬉しかったがとりあえず練習中なのでさすがに控えた。
「怪我をしないていど…」
ゴチィ
「でぇー」
江古田から類に返球された球が当たる
「に…って…言おうとしたそばから…」
監督が呆れている。
その頃
鷲宮学園では
カーン
カーン
打撃投手「おーさすが北別府だな」
真中部長「初戦は、北別府の4番は確実だな期待してるぞ」
カアーン
赤松「…」(真中部長のいう事なら従うさ)
赤松に歩み寄る真中
肩を軽く叩く真中
「お前にもチャンスはある」
自信満々の笑みに真中は満ちあふれていた。
「出番が来るまで外野で寝ていますよ」
「ああ…任せた」
(相変わらずだな)
開会式前日の学校の校庭
「今日の練習はここまでだ!解散!」
「ありがとうございましたー」
「類、まだやるのか……」
田口が類を遠目で見る
「後、少し投げ込みして行くよ」
「監督にも再三、言われただろうが程々にな」
止めても無駄だろうと思ったか田口は類に背を向けて手を振りながらゆっくり帰路についた
深夜本田家の類の部屋のベッドで――――
類はとてつもない夢を見た――――
甲子園球場
「さあー北埼玉県代表の宮原南高校!4-3!」
ロージンパックに手をやる猪狩
「京都府代表の暁第付属6回に1点を勝ち越しました!7回表の守りです。」
「バッターは3年生の衣笠!この甲子園大会では打点王まっしぐら!しかし今日は猪狩に全く歯が立ちません。2打数ノーヒットです」
「四球で出した本田君を気にしながらピッチャー!衣笠君に投げたー」
うなる剛球
思い切り踏み込みに行く衣笠――――
足の動かない走者の自分――――
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